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高3の夏①

最終更新: 2019年8月26日

 しばらく中3のことばかり続けてきました。実は、夏期講習会に入る前を目指していた新HPの公開が遅れたので、英数特訓終了までには中3の夏のかたちについて書こうと目標を思い定めたためです。いちおう区切りのところに来たので話題を転じます。

 「大学受験は自己責任だ」ということを耳にします。私自身もそう思います。しかし、全くの圏外からそのような言い方をするつもりはなく、「自己責任」という前に受験生本人が一定の方法論を身につけていることを見届けた上での物言いだと思います。高校生活の現状、高等学校における学習指導の現実と、大学受験の現状とを見たとき、ただがむしゃらにやっていればよいというものではなく、限られた時間で成果をあげるためには理にかなった方法が必要だと思うからです。

 修立学院では、中3の高校受験はさまざまな仕掛けを設けて、いわば管理します。高校に入学して3年後(2年後)大学受験に臨むにあたり、高校受験を修立学院で過ごした経験を生かすことができる素地を調えておきたいという狙いがひとつにあります。上記の文脈で言えば、学習の「理」を生徒に体験してもらうためです。他方、高校生に対して同じ指導はしないようにしたいと考えています。自分で目標と現状を見ながら計画し実践する。私の役割は「それでやってくれ」と承認を与えることと教科の指導をすること。もちろん、現実としては、そうも言っていられず、うまくいっていない高校生に対して口出しをせざるを得ない場面は多くあります。「自己責任だ」との思いと「放ってはおけない」という思いとのバランスをとるのが非常にむずかしく、個々の場面で考えこんでしまいます。

 今年、夏に入ってさすがに勉強の質量が上がっているように感じています。

 高3の夏は、仕掛けを用意してはいるものの、生徒本人が自覚的に取り組んでこそ成果があがるという性質のものです。中3同様「決戦」は用意していますが、動機付けは中3ほど派手ではありません。こちらが設定した舞台は、長期的な計画に基づけば譲れない時期に譲れないレベルのものですが、与えられた目標ではなく「それこそが自分の目標だ」というように内面化できるかどうかは、受験生個々の問題です。夏に入って、高3生個々がそうした前提で勉強に取り組み始めたように見えていて、非常に頼もしく思っています。

 ですが、一方で、歯がゆく思うこともあります。