• ogata

あと9日

 冬期講習会を終えて、2日間の休みをいただいていますが、昨日は校舎を開けていました。13:00には開けていたのですが、昨今の中学高校は、始業式の日から授業があります。一番乗りの生徒が来たのは16:00を過ぎていました。中3生は一昨日に立てた計画に基づいてさっそく個人的な過去問演習。高3生も学校が終わったのちポツポツ姿を見せていました。

 こうした一日は、こちらも時間にゆとりがあります。高3生はセンター試験まで残りわずか。今日来た生徒とは「残りの10日あまり何をしたらいいか」について話をしました。自分でも考えてはいるけれど、第三者の見方も加えて気持ちの焦点を合わせたいとの思いがあるようです。年末の授業の際にも話をしたのですが、この時期、苦手科目に注力するというのは必ずしもセオリーではないと考えます。たとえば数学が目標点に15点足りない。何をすればいいか。もちろん、生徒によってはプラス15点のための対応策を指示したケースもあります。しかし、数学のプラス15点を狙うには時間が足りず、その分の時間を社会と理科に充てればまだまだプラス20点が見込めるという状況なら、迷わず「理社に時間を割くべき」と意見します。問題は、個人個人の時間対効果を正確に把握せずにアドバイスはできないということです。状況と展望を正確に把握することは、指導者たる私よりもちろん本人の意識として必要です。昨日も、相談を受けてまず努めたのは状況把握です。いくつかの質問を投げかけるわけですが、これまで継続的に指導をしてきたという蓄積がモノを言うところです。こうして話をしているうちに、私としての考えもまとまりますが、何より話をすることで本人の気持ちが整理されるであろうことが重要だと考えて話をしていました。

 こうした時に私自身が意識していることは、「どっしり構えてあげる」ということです。要するに生徒は、安心して頑張りたいのでしょう。話を聞いてあげる側が動揺し迷っていては得られる安心感も得られません。進むべき方向を明確にするため、「お墨付き」を与えてあげることがこちらの役割だと思います。極力身体の動きを抑え、ゆっくり話す。受験生の気持ちは、指導者のふるまいに共鳴します。