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RWC③ 日本開催の背後

 今回、ワールドカップの日本開催が実現した流れの中心は、ラグビーのグローバル化という狙いがあるようです。一部の国と地域だけで盛んなスポーツから、フットボールのような世界的広がりをもったスポーツにすること。そのために初のアジア開催が構想され、ある意味独自の長い歴史をもつ日本が選ばれたようです。当初、集客数など懸念されていたようですが、その点では前回大会(発祥国イングランド)以上の収益が確実視されています。

 グローバル化が進行すると、当然予想される状況は、従来「強国」に歯が立たなかった「周辺国」が台頭してくることです。ワールドカップは、予選プールを見ていてもわかるとおり、まだまだ「強国」は一部に限られており、出場国が20カ国と(たとえばサッカーに比べ)少なめですが、それでも予選での「強国」の強さは圧倒的です。 

 2018年には、スポーツ大国アメリカ合衆国でプロリーグが始まりました。アメリカはまだまだ強国の数には入っていませんが、今大会の試合を見ていても、今後日本とともにジャイアントキリングをするだけの力をつけ、遠くない将来の「ジャイアント」の仲間入りを予感させます。

 メジャースポーツへの志向、けっこうなことです。 

 反面、私の関心は、「グローバル化」の裏側にある、ラグビーの困難な歴史と輝きに向いています。