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高3冬期講習会①

 昨日、中3が十番勝負を戦っている隣で、高3の冬期講習会が始まりました。また、「京都大学国語の添削指導講座」の解説授業も2時間程度、それから中3の保護者面談。


 高3以外の冬期講習会は年末からですが、高3だけは12月から日曜日を利用して講習会の講座が始まります。本科の通常授業と並行状態の数週間です。昨日は英語のリスニング、発音アクセント、国語の現代文の講座がありました。最後となる(?)センター試験まであとひと月余り、もちろん緊迫感が出てきています。


 私自身現代文(センターの小説文)を担当しました。私の場合、演習の解説授業は、解答ありきの解説にならないように心がけているつもりです。「この選択肢はここの部分が、本文のこの部分と矛盾しているので誤りとなる」というように講義するのではないということです。極力生徒の着眼点と思考を聞き出して、妥当なものであるかどうかを感じるようにしています。人数が人数なのでできることです。ほぼ全員について、着眼と思考と解答の当否が把握できます。その点でいうと、数週間前に本科授業でセンターの小説文を解き始めたころより、「ずいぶん目が細かくなってきた」と感じています。「目が細かい」とは、見落としてしまいがちなちょっとした表現に着眼できるようになっているという意味です。ある程度思考の形ができあがってきていると感じられるようになれば、次は時間内で解くことに重点を置いて演習を繰り返して仕上げにかかります。

 受験国語について、おそらく常識としておいてよいことは、正当な方法論で学習していればまず評論文(説明的文章)の学力と得点力が増します。小説文(文学的文章)の方が「後から来る」ものです。さまざまな理由が考えられますが、私が授業で強調するのは、

○小説文は言葉が易しいからついつい読むスピードがあがってしまい、言葉を見落としてしまう。

ということです。大事な言葉も見落としてしまいますから、自然、判断材料に不足して感覚に頼らざるを得なくなります。ここを根本的に改善するために「小説文はゆっくり解け」とアドバイスすることになります。センター試験の場合、時間配分からして最後に解く小説文は下手をすると10~15分で解くはめになります(本来の時間配分なら20分程度)。正答率も落ちる道理です。それだけに、ここまでの時期は「ゆっくり解く」、この時期からは着眼と思考の練度を確認しながら「時間内で解く」に移行していくようにしているわけです。


 年が明けるとすぐに「いよいよ本番2週間前」、講座はほとんどありません。高3の冬期講習会は年内が勝負です。