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学習の技術講座⑫ 学習計画の立て方5

⑦(例)1冊の問題集(参考書)について計画を立てる

 高校受験でもそうですが、特に大学受験の場合、まず基礎的なスキルとして、1冊の問題集なり参考書なりを自力でやれるかどうかは重要な問題だと思います。授業形態で教師によって口頭で説明されて分かるだけでなく、文字言語による説明を目で追いながら読み解いて理解を進めることが自力でできなければ、いつまでたっても他人に頼るしかありません。早いうちから習得しておきたい技術だと思います。

 1冊の問題集を自学する場合、それこそ計画的に進める必要があります。

○全体の量の把握 ページ数でおよその分量がわかります。

○質の把握 目次を基点にして章立てを見ます。そして個々の章の構成、つまり基本問題と発展問題などといった構成を把握します。この時、目的に応じてどこのレベルに力を入れるかということが意識されているとよいでしょう。

○期限を決める 計画を立てる以上、常に「何を」「いつまでに」を具体的に決めることが重要です。

 質量と期限が分かれば、1日あたりの消化量が決まりますから、これを日々の計画に落とし込みます。その際、

○予備日を用意しておく

とよいでしょう。計画が遅れてしまったときの用意です。


⑧遠急近緩の調整 

 目標までの時日が「遠」いと感じられるうちは、気持ちを「急」かすように日々の学習計画を多めに設定し、一方、目標の日が数日後にまで「近」づいてきたら、計画自体を「緩」めて気持ちに余裕が出るようにする(学習量全体を減らす意味では必ずしもありません)、というものです。受験生の場合なら、「近緩」は入試の本番、修立学院ではそれに加えて夏の「決戦」、この2、3日前が「緩め」にするタイミングです。要するに常に多めに計画を立てると思っておけば良いでしょう。