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学習の技術講座⑧ 学習計画の立て方1

 「学習の技術講座」、最後は「学習計画の立て方」。

 せっかく机の前に座っても、さしたる計画がなく「さて、何をしようか」はいけません。学習は計画的にすすめること、言うまでもない大原則です。そして、この計画の立て方の上手下手は、学習効果に直結します。長期休みや定期試験の前に、中学校に提出する計画表を見せてもらうことがありますが、たとえば「10:00~11:00 英語」というようなものは時間割であって計画とは言えないでしょう。以下、修立学院で実際に中3で指導・実践している学習計画の一端をご紹介します。


①目標を立てること 

②目標達成のイメージがわく計画であること

③実践段階で随時見直すこと 

以下、述べていきます。 


①目標ありきの計画 

 計画を立てる以上、その前提として達成したい目標がはっきり意識されていなければなりません。ただ単に計画を立ててそれを実行しているだけ、では推進力は生まれてこないでしょう。この時「目標」といってもさまざまな目標設定の仕方があります。数か月も先の目標を掲げていても、日々の学習の動機付けにはなりにくいでしょう。受験生の場合、最大限遠い大目標として半年後の入試、3~1か月単位の中目標、1週間から数日単位の小目標というように、具体的な目標を順次近づけていきます。

 このうち、大目標や中目標を設定する段階で重要なものが戦略的な思考(strategy)でしょう。「戦略」とは、目標達成のための、総合的・複合的・長期的な思考法を指します。「ギリギリでもいいから合格しよう/余裕をもって合格しよう」とか、「得意科目を伸ばして合格しよう/どの科目でも勝負できるバランス型で合格しよう」というような大づかみな方針は戦略的思考ということができるでしょう。最終目標の特性や受験生としての自己の特徴も考慮しながら考えます。これに対して、局地的・短期的な思考が「戦術」です。大・中目標を前提として、数日単位の学習計画を立てます。戦術が有効かどうかは、大局的な思考に裏付けられているかどうかで決まります。

 このテーマを書いているここ数日、事例として格好のケースが進行していますので、一例として次回ご紹介したいと思います。続く。